■IPO:サニーサイドアップ類似銘柄
銘柄名 予想ＰＥＲ 銘柄名 予想ＰＥＲ
☆共同ＰＲ（Ｆ･Ｔ） ６.５倍 ブラッブＪ（Ｔ） ８.９倍
☆アミューズ（Ｆ･Ｔ） １１.８倍 ＣＤＧ（Ｔ） ９.９倍
☆ホリプロ（Ｆ･Ｔ） １３.４倍 吉本興業（Ｔ） １３.６倍
博展（Ｔ） ４.８倍 ＴＯＷ（Ｔ） ９.１倍

銘柄名 仮条件 予想ＰＥＲ
サニーサイドアップ 2500〜2800円 １０.９〜１２.２倍

IPO:サニーサイドアップ(ＨＣＧ上場・みずほイン主幹事)の類似銘柄をピックアップしてみました。ＥＰＳは東洋経済（四季報）の予想ベースですので、各社レポートとは若干違っているかもしれません、株価は本日の終値ベースですので最新の数値となります。そして☆印の3社はＦ･Ｔ社双方が参考銘柄としています。

あらためて並べてみると、やはり割安感の無さを実感してしまいます。上場承認後も類似銘柄の株価が下落したのに対し、ほとんどディスカウント無しの仮条件ですから致し方ないのかもしれません。

サニーサイドアップの仮条件ベースでのPER10.9〜12.2倍に対し、乱暴ですが上の8社単純平均は約9.75倍となり、IPOディスカウントどころかすでに割高状態。比較的高い評価のプロダクション系の３社（吉本、アミューズ、ホリ）の平均12.9倍をもってくると、なんとか妥当な仮条件といった形になります。余談ですが、時々類似銘柄を詳しくみると、某社はなるべく高めの類似を持ってきてフォローしてくれる傾向があるのがわかりますね。

ここまで地合い悪は想定外として、結局サニーサイドは、北京オリンピック開催による話題性と所属選手のメダル獲得にかけたIPOなのかもしれません。その意味では、フラッグシップ：北島選手の大活躍はイメージ面で大きなプラスでしょう。ただ人々のイベントに対する関心は熱しやすく冷めやすいもの、BB→上場のタイミングがやや遅い印象も受けます。北島選手のゴールを見つつ買い気配を切り上げる。。ような日程だったら初値もかなり熱くなっていたかもしれませんね。