当社連結子会社ネプロアイティの上場に伴う公募増資のお知らせ
　 ⇒ http://files.nepro.jp/jp/ir/pdf/release110.pdf

　　　KOSDAQ IPO

以前少しふれた日本の新興企業の韓国･KOSDAQへの上場ですが、昨日上場日などが発表されました。韓国でIPOするのは、JASDAQに上場している9421:ネプロジャパンの子会社「ネプロアイティ」。
　携帯電話コンテンツやインターネット広告がネプロアイティの事業内容で、ソケッツやアクセルマークなどが類似銘柄です。もし日本で新規上場すれば、業種から察するにまずまずの人気銘柄となっていたのではないでしょうか。日本の新興市場を避け、韓国･KOSDAQが選択されたことは本当に残念です。

わざわざ韓国でIPOする理由は明白で、上場までにかかる時間が日本の約1/4と大幅に短い上に、IPOに要する費用が格安だからです。
　★上場までのトータル期間
　　・日本の新興市場:約2年　⇒　韓国･KOSDAQ:約6ヶ月
　★上場時や上場費用の一例
　　・東証マザーズ　上場手数料:約300万円　年間維持費:70万
　　・韓国・KOSDAQ　上場手数料:53万円　　年間維持費:7万
　　　（参考記事 → マザーズ上場の手引き ）

これでいて、KOSDAQの市場としての規模は日本のジャスダックを上回り、資金調達面でも日本の新興を上回るそうです。
　　 韓国・KOSDAQ へ新規上場
日本市場より早くて安いのに、ハイクオリティ！これでは、知名度や言葉の壁を乗り越えわざわざ韓国を選ぶのも自然の流れかもしれません。

日本のマザーズなどは、審査を厳格化する一方、不良企業の退場を促しており、上場企業数を絞り込む方向のようです。理由は、上場企業の相次ぐ不祥事などで、市場に対する批判が高まっているため、ある意味保身的なものかもしれません。そして、リスキーな企業に関しては「プロ向け市場」にまかせようとしているようです。ただ「プロ向け市場」にIPOがでたとしても、資産3億円？はないと、一般個人はカヤの外なので、非常に残念ですね。