PO投資、手法そのものは古典的? 
今でこそ極めてメジャーな投資法となったPO投資ですが、手法そのものはかなり昔から存在していました。PO手法のデータなどでよく夕凪さんの名前があがりますが、もっと遥かに早くPO投資法に注目されていたのが、あのイベント投資の神様 J.Coffee氏でした。どのくらい 古いかというと、2001年ごろには、「ヘッジのカラ売りはいつ入れるのベストか?」などのデータ検証をされており、本当に先見性の高いサイトでした。
(残念ながら2005年に更新停止)

ネット信用取引の普及と取引コスト低下 
POクロス投資の基本は、POの際の3〜5%の値引き分を事前にヘッジ売りして戴いちゃおうというものです。勝率は高いですが、利幅は薄く取引コストとの戦いになります。この意味でネット信用取引の存在は絶大です。少し前までは、ネット証券の信用口座開設も、電話面接が必要なのが普通でした。それも最初は限度額2〜3千万円程度(Eトレなど)で、限度額引き上げにも電話面接が必要 という面倒なものでした。それに対し現在は、ほとんどのところでネット上の申込みだけでOK,4000円の印紙代まで負担してくれますね。

逆日歩の付かない一般信用取引の登場 
信用口座が誰でも簡便に開設できるようになったことに加え、逆日歩の付かない「一般(無期限)信用取引」の普及もPO投資増加に貢献しました。無期限の元祖は松井証券、そしてカブドットコム証券が2大メジャー。他に岩井証券(一番売り禁になりやすいような?)や大和証券(ネット口座のみ)も採用しています。ヘッジの際の安心感・安全性という意味で一般信用は大きなメリットがあり、今やPO取引の必需品となっています。(同様に、費用面など問題もありますがCFDを使っての売り建てというものもあります。)

高い確率で、初日に価格決定するように  にほんブログ村 株ブログ IPO・新規公開株へ
過去データはもっておらず感覚的なものになりますが、特に超大型POでは、ほぼ初日に値決めされるようになりました。このことはヘッジのタイミングを計る上で極めて常重要な意味があります。というより、もし価格決定日がブレるようでしたら、PO投資はここまで一般的にはならなかったでしょう。この投資法の手順・計画性において極めて重要な要因です。

一連の流れがとにかくスピーディに 
こちらも正確な時期はわかりませんが、1〜2年位前からでしょうか?公募発表→値決め→払い込み といった一連の流れが短縮され早くなりました。以前は値決めまでがやたらと長かったり、入金期限ももっと日数がありましたが全体的に早くなりました。この理由は、ダラダラやってヘッジファンドや筋のような大口にいいように価格操作されるのを避けるためだそうです。PO投資する側にとっては、1銘柄あたりの資金拘束が短くなり、POから次のPOに資金を使いまわしやすくなる、というメリットがあります。

その他考えられる原因
★店頭証券との付き合いが深まることにより、ある程度事前に配分株数を読むこと(確約)ができるようになった。
★絶対ではないが、PO発表後の値動きにある程度法則性があることが認知されてきた。
IPO社数の激減に加え初値パフォーマンスの低下で、IPO投資資金の受け皿となった。また日経平均の低迷で、ザラバ取引が難しくなり、小さな利幅でも勝率の高いPOに大口個人の資金も向かった。


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今後の焦点は、やはり逆日歩対策?
ライツイッシューなど新たなやり方が台頭する可能性はありますが、「新たな株券を印刷して資金を調達する」というのは株式上場の大きな目的そのものであり、無くなることはありません。ただ、うま味の多いPO投資への参加者の増加で注意点もでてきました。

PO投資の需給面の前例として参考になるのが、「株主優待のクロス取引」です。現物を保持したうえでカラ売りを入れるという手法面は一緒です(※) 以前は今ほど有名な手法ではありませんでしたが、優待の楽しさも手伝い日経新聞・TVの株番組・ZAIなどの雑誌などメディアで頻繁に取り上げられるようになり、参加者の増加に拍車をかけました。クロス取引の増加によって何が起こったかというと、事前カラ売りの増加→高額逆日歩リスク・売り禁の早期化ということです。

このことをPOに当てはめると、最近の国際帝石の早々の売り禁、日経新聞の記事などがありました。優待銘柄では、人気銘柄の高額逆日歩はいつものことになり、一般信用の「カラ売り枠」の争奪戦?みたいなことが起きるようになりました。

PO投資も同様で、参加者が増えるにつれてカラ売り需要は増える一方です。しかし株券の貸し手が急に増えることはありませんから、需給ギャップが起きるのは自然なことです。月並みですが、今後のPO投資は、より早急なカラ売り枠の確保・正確な貸借状況の把握・分析が必須となるでしょう。中規模程度のPOで、「サプライズな高額逆日歩で死亡」なんてことも起きるかももしれませんね。

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ここでの主旨は、優待クロス取引が雑誌等の紹介で人気化しカラ売り需要が増加、それによって需給面(貸借状況)で何が起きたかということです。PO投資と優待クロスの相違点等を論じているわけではありません。