金曜日の夜すぐに読みましたが、自分も以前からある「50単元超の空売り規制＝アップティックルール」に関しての再確認・詳細告知に近いものと判断しています。（ ＨＡＰＰＹさんの記事 で詳しく解説されており、参考になります）　少なくとも、昨今騒がれている「公募増資の際の新空売り規制」の件とは別と思われます。

→先日の日経記事 にあったように、ＰＯ時の新空売り規制は、これから日証協で証券会社の実務担当者を交えて議論し、方針を決定することになります。その方針がでたあと、各証券がそれにそった対応を告知してくるはずです。
　わかりやすいのは、2006年夏のＩＰＯ抽選ルール改正です。日証協が「最低10％は完全抽選で」というルールを決定したあと、各社一斉にＩＰＯ抽選ルールを改正し、ＩＰＯブロガーや掲示版は大騒ぎとなりました。新空売り規制はもっと強い強制力がある？ものかもしれませんが、新規制発動に至る流れは同じようになるのでは。

とにかくも大元の方針決定がこれからという段階で「新ＰＯ空売り規制」はありえません。「ＳＢＩ証券のお知らせ」の分かりにくい文面も一因ですが、現行の「50単元超の空売り規制」をより詳しく理解するきっかけになればいいかもしれません。 　 ⇒ブログ村PO･公募増資株へ

★現行の空売り規制において、連続発注する場合
今回ＳＢＩのお知らせの中で、一回50単位以下でも、連続して発注する場合について注意喚起しています。この場合、どの程度時間をおいて発注すれば違反にならないのか？以前にしつこく コールセンターで聞きました（ねばって上の人と替わってもうらうのがコツですｗ）

その時、しっかりした回答がえられたのは松井と岩井で、それぞれ「最低4～5分」「5分はあけて」というものでした。この手の実戦レベルの疑問となると、店頭の平担当者ではまず無理、質問しても話がこじれるだけです。ネット証券のコールセンターでレベルが１つ抜けて高いのは、ズバリ松井証券です。 　　 ⇒ にほんブログ村･IPOへ

★複数の証券会社からのカラ売り発注と規制
「空売り規制をさけるため、引け成り注文で51単元未満で合計４社から発注した」という話もよく聞きましたが、いろいろ質問しているうちにこのやり方も厳密にはクロに近いと思うようになりました。実際警告されたという話はあまり聞きませんし、自分も前にやったことがあるので、あえて記事に書いたりはしませんでした。

ここで言う「51単位以上」というのは１社内の話ではなく、全社を合わせたもののようです。あくまでシステム的には「１社内で51単元以上の注文」の規制しかできません。が、もし万が一事件性のあるような案件に参加してしまい、詳しく調べられるような事態になれば、おとがめがあるかは別にしてもルール違反の烙印をおされそうな気がしますね。

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