6626:ＳＥＭＩＴＥＣ（JASDAQスタンダード･三菱UFJ主幹事）□上場日 6/29日
□ＢＢ期間 6/10日～6/16日
□事業内容：温度センサ等の製造，販売
□公開株数：公募:30万株 売出：5万株 ＯＡ:5.25万株
□想定価格： 1250円（吸収金額：約5億円）
□幹事団:
三菱UFJ証券（主）
みずほ証券 SMBC日興証券 丸三証券
SBI証券 （ カブドットコム証券
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★IPO：ＳＥＭＩＴＥＣ再登場 想定価格「値下げ」です
4/1日上場予定でしたが震災の影響で延期、今回仕切りなおしでの再登場となります。主幹事は三菱ＵＦＪ証券、以下幹事団にも変化はありません。前回と相違するのは想定価格で、前回1500円→1250円とディスカウントされています。ただ、公開株数が若干増加しているため上場規模（約5億円）は前回とほぼ同等になります。
想定価格は1250円に値下げされましたが、目論見書には昨年3月までの業績しかないので、今期予想を見てからの判断（比較・割安感）になります。
もう少し長いスパンで見ると売上げ等はすでに横ばいモードに近く、熟成型企業（設立昭和33年）と言えます。ただリーマンショック直後も赤字は出しておらず、底堅さはあります。変動が少ないＰＢＲでは約0.7倍前後と標準的、ここ5年の配当は21年のみ無配で、後は10〜20円の配当実績となっています。
★類似参考銘柄と競合
事業内容は、主に温度センサ等の製造販売をする電子部品メーカーです。センサーには様々な種類・用途があるようですが、上場しているセンサメーカーとしては、日本セラミックス、ＳＵＮＸ、キーエンス、芝浦電子、チノー、オプテックスなど。規模や温度制御という切り口では、芝浦電子とチノーが近いように思えます。また、競合という点では低価格を武器に台頭する中･韓･台メーカーの存在も気がかりです。
★ざっくり見通し
吸収金額5億円と軽量感はありますが、この手の堅実熟成タイプのIPOは、ＢＢ人気はもう1つのことが多く、前回承認時も反応はもう1つでした。以前はこの規模の新興IPOであれば、「超軽量」というだけでそこそこの初値はついていたものですが。。。
さしあたっては、業績予想やＢＢ状況等見ながらの様子見案件ではないでしょうか。また6月上場の後半組となるので、先駆して上場するクロタニコーポ→ディジタルメディアプロフェッショナルの初値結果からの影響がかなり大きいと思われます。
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