6619:ダブル・スコープ（東証マザーズ･ＳＭＢＣ日興主幹事）■上場日:12/16日 ■ＢＢ期間:12月1日〜12月7日
■事業内容：リチウムイオン二次電池用セパレータの製造・販売
■公開株数：公募:150.31万株 売出:94.3万 OA:36.69万
■想定価格：2900円 仮2500〜2800（吸収金額：最大約78.7億円）
■幹事団:
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☆ダブル･スコープは、2005年の設立、リチウムイオンニ次電池用セパレータの製造･販売を手掛けています。社長はサムスン電子出身。
マザーズでは大きめのIPO 想定価格2900円に対し、2500〜2800円と若干上限を下げてきました。仮条件ダウンにより、吸収金額は81.5億→78.7億と若干軽減しますが、まだまだ荷もたれ感は払拭できないでしょう。
業績好調、しかし割高感も ⇒ にほんブログ村・ＩＰＯへ成長性は高く、今期（2011年12月期）予想は、売上げ約2.2倍、経常約9.5倍とネット系IPO顔負けの高成長・高業績です。
しかしながら、仮条件上限2800円でのPERは、約30.3倍にもなります。大手セパレーターメーカーの旭化成（PER8.7倍）や宇部興産（PER9.2倍）に比べて、いくら成長性が高いとはいえ、割高感が顕著です。
開発･生産は韓国子会社、日本本社は？社長はサムスン電子の液晶部門出身で、開発･生産は韓国子会社で行っています。セパレーター大手の旭化成や東燃ゼネラル石油子会社に比べ、日本では知名度も低い存在です。個人的には、ネクソン以上に、本来なら韓国で上場するのが筋と言う気がします。
サムスン電子を退職した社長が事業を立上げる際、資金調達のためまず韓国で多数のＶＣや企業をまわりましたがうまくいかなかったようです。そこで日本に進出したところ立て続けに10社以上から投資を受けられました。（参考：日経産業新聞など） このあたりは大手予想レポートも書いていませんが、事業の実態が薄い日本に本社があるのはこのためのようです。日本本社はグループ統括･資金調達を担当しています。
IPO ダブル・スコープ ブル＆ベア 
×マザーズ案件としては、吸収金額が大きい
×ＰＥＲ比較では、仮条件に割安感がない
×日本本社は資金調達色が強い。現在の株主構成も、ベンチャーキャピタルや
投資会社が約52％の株式を保有している
×マザーズIPO全体の勝率は高いが、大型だったテラブローブ(吸収110億円)は公募割れだった
×ネクソンに話題性・人気が一極集中し、影が薄れつつある
○技術面では独自の強みがあり、大幅な増収増益、高成長
○電池関連としてテーマ性が高く、電気自動車向けなどに成長期待がある
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【追記】IPO ネクソンの公募価格は「1300円」の模様［東京 ５日 ロイター］ オンラインゲーム会社のネクソン(3659.T: 株価, ニュース, レポート)は５日、新規株式公開（ＩＰＯ）の公開価格を１３００円に決めた。仮条件の１株あたり１２００─１４００円の中央値。関係筋が明らかにした。同社の公開価格は５日午後、正式に発表される見通し。
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