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3542 コメダホールディングス ( 東証1部 / 大和証券･三菱ＵＦＪ主幹事 ) 本日上場
★公募価格:1960円/（仮条件上限）
☆公開株数:3070万株/100株単位 吸収金額:601億円
◆ＩＰＯ＝コメダホールディングスの初値は１８６７円、公開価格比４．７％安で誕生
２９日、東証１部に新規上場したコメダホールディングス<3543>が公開価格１９６０円を４．７％下回る１８６７円（１７年２月期予想ＰＥＲ１８．３倍）で初値を付けた。
「珈琲所 コメダ珈琲店」などを展開。高い知名度を誇り、上場前は個人投資家の人気が高かったが、株式市場の地合いも不安定なだけに初値買いは限られた。公開株式数は３０７０万株。 （提供：モーニングスター社）
コメダＨＤ、ソラスト、共に公募割れとなりました。やはり大型ＩＰＯだけにＥＵ離脱ショックの悪影響はあったと思います。
ショック後のＩＰＯでは、キャリアとＶＥＧＡは初値が高く、キャリアにいたっては本日で２日連続Ｓ高です。小型ＩＰＯに関しては、波乱の影響は無く、むしろ短期の個人資金を集めるプラス効果があったかも知れません。
しかし、大きな資金を吸い上げるコメダＨＤ、ソラストとなるとそうはいきません。コメダＨＤほど知名度、個人人気があっても、この規模になってしまうと機関投資家など大人の意向しだいで初値が決まります。個人の買い人気があっても初値を持ち上げるのは、規模的に無理があります。大口投資家は、地合い悪ばかりではなく、投資ファンドの出口案件（売出100％）である点なども踏まえ、冷徹な判断を下したのではないでしょうか。
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6197 ソラスト ( 東証1部上場 / ＳＭＢＣ日興証券主幹事 ) 本日上場 
★公募価格:1300円/（仮条件の下限寄り）
☆公開株数:1131万株/100株単位 吸収金額:147億円
◆ＩＰＯ＝ソラストの初値は１２２２円、公開価格を６％下回る
２９日、東証１部に新規上場したソラスト<6197>が公開価格１３００円を６％下回る１２２２円（１７年３月期予想ＰＥＲ１４．９倍）で初値を付けた。
医療関連事業、介護・保育事業などを展開。公開株式数は１１３１万株。（提供：モーニングスター社）
ソラストは-6％の公募割れ、主幹事の引受価額（1222円）での初値形成となりました。（コメダも引受価額付近で初値形成）
ただ初値後の動きは両者で異なります。13時現在までコメダは初値以上で推移していますが、ソラストの方は初値後一段安となり、初値以下で推移しています。
やはりこれは優待人気の有無の影響かも知れません。優待人気で初値を押し上げる力は無くとも、安ければ８月末の優待に向けて買いが入りやすいのがコメダＨＤ。一方、優待が無く、知名度、個人人気で劣るソラストは厳しい展開となっています。
ただそれはあくまで初値後しばらくまでの話であって、中長期視点では違ってきます。ソラストの医療・介護分野はスーパー・ディフェンシブです。
不況になれば、１杯600円のコーヒーなんて真っ先に削られますが、医療や介護の費用を削るわけにはいきません。また、今後一段と高齢化が進展すれば、郊外店中心のコメダは厳しい（宅配系が優位）ですが、医療・介護費は増えていくことでしょう。
ＩＰＯ ＬＩＮＥ、ブロガーの評価は？
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3542 コメダホールディングス ( 東証1部 / 大和証券･三菱ＵＦＪ主幹事 ) 本日上場 ★公募価格:1960円/（仮条件上限）
☆公開株数:3070万株/100株単位 吸収金額:601億円
◆ＩＰＯ＝コメダホールディングスの初値は１８６７円、公開価格比４．７％安で誕生
２９日、東証１部に新規上場したコメダホールディングス<3543>が公開価格１９６０円を４．７％下回る１８６７円（１７年２月期予想ＰＥＲ１８．３倍）で初値を付けた。
「珈琲所 コメダ珈琲店」などを展開。高い知名度を誇り、上場前は個人投資家の人気が高かったが、株式市場の地合いも不安定なだけに初値買いは限られた。公開株式数は３０７０万株。 （提供：モーニングスター社）
コメダＨＤ、ソラスト、共に公募割れとなりました。やはり大型ＩＰＯだけにＥＵ離脱ショックの悪影響はあったと思います。
ショック後のＩＰＯでは、キャリアとＶＥＧＡは初値が高く、キャリアにいたっては本日で２日連続Ｓ高です。小型ＩＰＯに関しては、波乱の影響は無く、むしろ短期の個人資金を集めるプラス効果があったかも知れません。
しかし、大きな資金を吸い上げるコメダＨＤ、ソラストとなるとそうはいきません。コメダＨＤほど知名度、個人人気があっても、この規模になってしまうと機関投資家など大人の意向しだいで初値が決まります。個人の買い人気があっても初値を持ち上げるのは、規模的に無理があります。大口投資家は、地合い悪ばかりではなく、投資ファンドの出口案件（売出100％）である点なども踏まえ、冷徹な判断を下したのではないでしょうか。
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6197 ソラスト ( 東証1部上場 / ＳＭＢＣ日興証券主幹事 ) 本日上場 ★公募価格:1300円/（仮条件の下限寄り）
☆公開株数:1131万株/100株単位 吸収金額:147億円
◆ＩＰＯ＝ソラストの初値は１２２２円、公開価格を６％下回る
２９日、東証１部に新規上場したソラスト<6197>が公開価格１３００円を６％下回る１２２２円（１７年３月期予想ＰＥＲ１４．９倍）で初値を付けた。
医療関連事業、介護・保育事業などを展開。公開株式数は１１３１万株。（提供：モーニングスター社）
ソラストは-6％の公募割れ、主幹事の引受価額（1222円）での初値形成となりました。（コメダも引受価額付近で初値形成）
ただ初値後の動きは両者で異なります。13時現在までコメダは初値以上で推移していますが、ソラストの方は初値後一段安となり、初値以下で推移しています。
やはりこれは優待人気の有無の影響かも知れません。優待人気で初値を押し上げる力は無くとも、安ければ８月末の優待に向けて買いが入りやすいのがコメダＨＤ。一方、優待が無く、知名度、個人人気で劣るソラストは厳しい展開となっています。
ただそれはあくまで初値後しばらくまでの話であって、中長期視点では違ってきます。ソラストの医療・介護分野はスーパー・ディフェンシブです。
不況になれば、１杯600円のコーヒーなんて真っ先に削られますが、医療や介護の費用を削るわけにはいきません。また、今後一段と高齢化が進展すれば、郊外店中心のコメダは厳しい（宅配系が優位）ですが、医療・介護費は増えていくことでしょう。
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