IPO:キクオシア
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キオクシアHD、10月上場へ 時価総額2兆円超
東芝のグループ会社で半導体メモリー大手のキオクシアホールディングス(HD、旧東芝メモリホールディングス)が10月にも東京証券取引所に上場する。東証が近く、上場を承認する見通し。上場時の時価総額は2兆円を超え、今年最大の新規株式公開(IPO)の案件になりそうだ。

東芝はキオクシアHD株を約40%分保有している。キオクシアHDは記憶装置に使うNAND型フラッシュメモリーで世界2位。東芝は不正会計問題や米原発子会社での巨額損失で経営危機に陥った2018年に米ベインキャピタルなど日米韓連合に約2兆円で売却した上で、東芝が一部を出資していた。

上場にあたって東芝とベインは保有分の一部を売り出す。新株式も少しだが発行する見通し。売り出し、発行価格は市場の需要次第だが、2兆〜2.5兆円になるとの見方がでている。

東芝の車谷暢昭社長兼最高経営責任者(CEO)は6月、売却で得られた金額の半分を株主還元にあてる方針を明らかにしている。残りは東芝の成長投資などにあてていく考え。

半導体メモリー事業は業績の起伏が激しい。キオクシアHDの2020年3月期の最終損益は1667億円の赤字だった。東芝の株主の約7割は海外投資家が占める。一部の投資家からは収益安定のため、キオクシアHD株の売却を求める声が上がっていた。車谷氏はメモリー事業を東芝グループで運営する経営戦略上の意図はないと表明していた。




今年のIPOは小型案件が多く、現時点(承認済み)の最大のIPOは、雪国まいたけ(時価総額約930億円)となっています。キオクシアHDの時価総額は2兆〜2.5兆円とされていますので、正真正銘の超大型IPOと言えそうです。2018年12月上場のソフトバンク(携帯会社)以来の超大型IPOとなりそうです。

T&SやニューラルポケットなどマザーズIPOが爆上げしているのも、足元のIPOが小型案件ばかりで資金を集中すれば株価を吊り上げやすいのが最大の要因になります。
10月はまだ先の話ですが、このような超大型IPOが登場すれば、需給面から状況は一変する可能性が大きいですね。