7157 ライフネット生命（東証マザーズ･野村證券主幹事）■上場日 3/15日
■ＢＢ期間 2月28日〜3月5日
■事業内容：生命保険業
■公開株数:公募834万株 売出:243.3万株 OA:160万株
■想定価格：1200円（吸収金額：最大約148.4億円）
■幹事団:
野村證券（主）
マネックス証券
三菱UFJ証券 ＳＢＩ証券 みずほ証券 東海東京証券
マネックス証券、主幹事:野村に次ぐ2番手幹事となります。---------------------------------------------------------------------------
IPO ライフネット生命（7157）マザーズに新規承認 ⇒ にほんブログ村･IPOへ以前から噂があったネット専業の保険会社、ライフネット生命（7157）が、本日新規承認となりました。上場市場は東証マザーズで、上場日は3/15日。
主幹事は野村證券ですが、2番手幹事にはマネックス証券
ライフネット生命の想定価格は1200円（＝1枚あたり12万円相当）となります。公開株数は新興IPOとしては多く、想定価格ベースでの吸収金額は約148億円程度になります。
◆設立と大株主
ライフネット生命は２００８年に営業を開始したオンライン専業の保険会社です。日本生命元社員の出口治明氏（ライフネット社長）が、あすかＤＢＪ投資事業組合やマネックスグループ(8698)、三井物産(8031)、セブン＆アイHD(3382)（現セブン･フィナンシャルサービス）などの出資を受けて設立されました。
◆業績
最新予想はまだ見れませんので、目論見書にある2007〜2011年の実績より。
一般企業で言えば、売上げにあたる「保険料等収入」は、実質3年で20倍超と驚異的な伸びですが、一方で経常・純益は、赤字を続けています。
「生命保険業の特殊性として、契約前後に多額の費用かかるが、受け取る保険料は長期に分散して受け取るため 創業初期は赤字になりやすい」という意味のことが記載してあります。
ただ正直なところ、前々から話題に登っていただけに、もう少し業績はいいかと思っていました。
◆IPO規模とブルベア
★ベア
・吸収金額は、約148億円程度とマザーズ案件としてはかなりの規模感あり。
・ざっと思い出しても、マザーズ大型ＩＰＯでは、
・Ｗスコープ（2011年) 吸収70億円 初値-8％公募割れ
・テラプローブ（2010年） 吸収110億 初値-7.5％公募割れ
という結果を残しています。
・さらに上記のように、業績面(赤字実績）もネックとなります。
★ブル
・赤字実績といっても、赤字バイオベンチャーのような絶望感までは感じません。
・かつて証券業界でも、ネット専業証券が登場し既存の店頭型証券からパイを奪っていきました。同様の成長期待がネット専業保険会社にもかかります。
・アドバンスクリエイト（形態は代理店）のようなネット混合型の上場企業は存在しますが、完全なネット専業生保というのは初モノ上場となり、そこそこの話題性、知名度もありそうです。
・大株主に、マネックスＧ、三井物産、新生銀行、7＆アイ、リクルート、朝日ネット等の有力企業が存在すること、野村主幹事であることも一応の安心感に。
本日見た限りでは、規模の過大感と業績がネック、それに対し 初のネット専業生保に対する成長期待がどの程度反映されるか、といったところ。今後は、業績予想や仮条件設定などを見ながらの判断となりそうです。
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